飲食店において、空間のイメージ的にも機能的にも、鍵となるのがカウンターです。
ただ、カウンターならDIYでできそう……というイメージも沸くことでしょう。
たしかにDIYならコストも抑えられるのが魅力。
ただ飲食店としてのクオリティや、お客さまの安全性の面を考えると、リスクがあるかもしれません。
今回は飲食店のカウンターの重要性や、集客目線で見た時にDIYよりもプロの内装業者に依頼したほうがよい理由を解説します。
■飲食店のカウンター作りはDIYできる?

店舗にカウンターを取り付けたいけれども、費用のことを考えるとDIYのほうがお得かも……と思われるかもしれません。はたして、飲食店のカウンターづくりはDIYでできるものなのかどうか?
結論から言うと、什器を造作する技術と知識があるのなら、店舗のカウンターはDIYで取り付けることができます。
ただし、DIYにはデメリットもあります。
まず飲食店のカウンターは、お客さまが食事をするだけでなく、肘を置いたり、体をもたれかけさせたりするので、それなりに重量が必要です。
重量のある天板を使うのなら、土台にも耐久性が必要ですし、天板を支える金物も、耐荷重に適したタイプが求められます。
したがって、DIYの知識が乏しいようなら、安全性の面からもプロの業者に依頼したほうが安心です。万が一、天板や金物、土台の耐荷重が十分でない場合、事故の発生を招きかねません。
■実は集客へ与える影響は大きい?

もう一つ、プロの内装業者に依頼したほうがよい理由は、飲食店のイメージづくりという点です。
カウンター席は、初めて来店されたお客さまが座る確率が高く、「店の顔」とも言える重要なスペースです。
また、テーブル席よりも効率よく席数を確保でき、店舗の稼働率を高められるというメリットも。
さらにお客さまとの距離が近くコミュニケーションが図りやすいので、二度目、三度目の来店にもつながることが期待できます。加えて厨房の中を見れるので、料理や飲み物などがつくられる様子を楽しむこともできます。
したがってカウンター席は、お客さまの第一印象を左右し、お店のイメージに影響をもたらすスペースと位置付けて、デザイン的にもていねいにつくりこむ必要があるのです。
では、どんなタイプの飲食店がカウンター席を必要とするのでしょう?
たとえば、カフェやこぢんまりとしたレストラン、居酒屋やバーなどは代表的です。
厨房から料理を出すことができたり、注文を取りやすいので、作業効率もアップ。また一人でふらりと来店するお客さまを通しやすいのも特徴です。テーブル席と異なり、お客さまの目につきやすい場所にメニューやポスターを貼ることで訴求力もアップします。
寿司屋のような和食系の飲食店も、カウンターは有効です。
カウンター越しに料理人が調理している様子をじかに眺めることができ、付加価値のあるエンターテインメントとしても楽しめます。またほかのお客さまの注文を間近で見ることができるので、好奇心を刺激し、追加注文にもつながります。
■カウンターの種類は様々?どんなタイプがオススメ?
 
 
さて、ひと口にカウンターと言っても、適した形・高さを選ばなければなりません。
カウンターの形には主に3種類あります。
「I型」は一面のみのベーシックなカウンター、それが2台直角につながると「L型」になります。
この「L型」にもう1辺、I型が取り付くと「コの字型」になります。
I型はもっとも省スペースでつくることができるのが特徴です。L型とコの字型はコーナー部分がデッドスペースになりますが、コンパクトな空間でも席数をI型よりも多く確保することができます。
形だけでなく高さも重要な要素です。
一般的にカウンター席に使われているのは、高さ約70cmでゆったりと座ることができる「ローカウンター」。バーやカジュアルなレストランで見られるのが、高さ90~100cm「ハイカウンター」。通常のイスでは高さが足りないので、スツールを使うのが一般的です。ローカウンターのほうがゆったり座ることができるので、ハイカウンターのほうが滞在時間が短くなりがちな傾向がありますが、おしゃれな雰囲気をもたらすことができます。
■カウンターを設置で気を付けておくべきポイント
 
カウンターでは寸法設計も重要で、お客さまがパーソナルスペースを確保できるようにしましょう。横幅は1人あたり60㎝が目安。カウンター全体の横幅が2.5mの場合、5人で使うにはやや狭く、4人にして余裕をもたせるほうがよいでしょう。
奥行きは45〜50㎝が一般的ですが、たとえばバーでグラスと小皿しか置かない場合と、レストランで複数の皿を置く場合では勝手が異なりますので、プロにアドバイスを仰ぎましょう。
また荷物や上着を置けるスペースも忘れずに。カウンター席はスペースが限られているので、イスの下にカゴを置いたり、テーブルの下にかけるなど、荷物置き場を想定することがポイントです。
■集客への影響が大きいカウンターはプロに任せるべき!

カウンターの素材や色味も空間づくりには重要です。さらに飲食店の場合は、水や汚れに強いことも重要。
こうした性能を抑えつつ、空間のコンセプトや業種・業態に合わせたカウンターが必要です。
たとえば木製のカウンターといっても、和食店のような白木(ヒノキなど)のカウンターもあれば、カフェやレストランで使われるような濃い色味のチークや、風合いのあるビンテージ風の古材のカウンターも選択肢となります。
シックでクールな雰囲気を出したいのなら、セメントや左官材のカウンターを。モールテックスは左官材のなかでも耐水性が高く、人気の左官材の一つです。
メラミン樹脂のカウンターは石目調や木目調などデザインのバリエーションが豊富ですが、あくまでプリントを貼っているものなので、耐久性や本物の質感という点では、無垢材より劣ります。
いずれにせよ大切なのは、飲食店のインテリア工事の経験が豊富な内装工事業者に依頼すること。お店のコンセプトと機能性にあったデザインや素材、形状、高さを提案してもらえるので、長い目で見るとDIYよりコスパが良いと言えるでしょう。
■最適なカウンター選びと施工はプロの目が必要!流山市周辺の内装工事ならタカネザワナイソウ工業にお任せください

千葉県流山市を拠点に内装工事全般を手掛けているタカネザワナイソウ工業は、飲食店の内装工事の実績が豊富で、ヒアリング力・提案力・トータルサポートに定評があります。
モットーは、お客様が納得いくまで一緒につくりあげること。
コンサルティングから設計・施工まで一気通貫でトータルサポートするため、意思疎通がスムーズ。集客力を高める動線づくりにも長けているので、お気兼ねなくご相談ください。
お客さまに寄り添ったていねいなヒアリングを心がけており、うまく言葉にできないコンセプトや想いも、大まかなイメージだけでもお伝えいただければ、想像していた以上の空間デザインをご提案いたします。飲食店のスタイルから一緒に考えてほしい、というご依頼をいただくと燃えます!
流行り廃りを切り取った奇抜なデザインよりも、お越しになられたお客様の心を掴むような、おしゃれかつシンプルなデザインを得意としています。
タカネザワナイソウ工業は、お客様とコミュニケーションを取りながらものづくりをすることで、互いに「win-win」の関係性を築くことを理想としています。急ぎの工事よりはゆっくり膝を突き合わせ、良い材料を使って良い空間をつくりたい、というのが私たちの願いです。
こうしたポリシーから業界では珍しく、相見積もりはお受けしておりません。
納得できるオフィスづくりをしたい、情熱をもったプロと協働したいという方は大歓迎ですので、どうぞお気軽にお問い合わせください。
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