たくさんある断熱材どれがいい?飲食店での断熱工事の必要性と失敗しないためのポイントをご紹介!

皆さん、こんにちは。流山市を拠点にオフィスや店舗の内装工事全般を手掛けている株式会社タカネザワナイソウ工業です。


今回は飲食店での断熱工事について、断熱材の必要性や種類、選び方のポイントなどを解説します。




■飲食店で断熱材は必須?



断熱材とは、熱が伝わるのを阻止する素材で、建物の内部と外部の熱の移動を抑えるために使用されます。断熱材によって室内の温度が一定に保たれやすくなるため、空調効率がよくなり、季節を問わず快適な空間にすることが可能です。


逆をいえば、断熱材を使用していない室内では夏は暑く、冬は寒くなってしまいます。暑すぎたり寒すぎたりする空間では、お客様が快適に食事を楽しめないのはもちろん、従業員の作業効率も低下してしまうでしょう。また、暑さによって食材の鮮度が低下しやすくなる恐れもあります。


断熱材を使用しないと、冷暖房のランニングコストもかさんでしまいます。




■断熱材の効果で期待できることは?


断熱材を使用すると室内の温度を一定に保ちやすくなるため、空調の効果が一定を保てるようになります。快適な室温を保てればお客様が快適に過ごせる空間になるのはもちろん、従業員の健康維持や食材の鮮度の維持にも繋がるでしょう。


平成27年7月に国土交通省より公布された「建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律」では、省エネルギーを目指すなかでの建築物の断熱性能の基準について定めてられています。国としても飲食店における断熱材の使用を推奨しているため、なるべく早く適切な断熱材の導入を検討するとよいでしょう。




■断熱材には種類がある?



断熱材には複数の種類があり、特徴もさまざまです。建物の構造や環境条件、用途やコストなどを考慮して、適切な断熱材を選ぶことが大切です。ここでは断熱材の種類について解説するので、断熱材選びの参考にしてみてください。



・無機質系断熱材


無機質系断熱材とは、ガラスや岩石などの鉱物が原料の断熱材です。繊維系断熱材のひとつで、繊維の隙間に空気を閉じ込めることで断熱性能を高めている仕組みになっています。代表的なのは「グラスウール」や「ロックウール」などです。


耐熱性が高く、燃えにくい素材で火災にも強いため、火災のリスクが高い場所や高温になる場所での使用に適しています。また、吸音性も高いほか、シロアリなどの害虫対策にも適しています。ただし、無機質系断熱材は湿気に弱いため、防湿対策が必要です。



・有機質系断熱材


有機質系断熱材とは、動物性繊維や植物性繊維などの有機物を原料とした断熱材の総称です。具体的には羊毛やコルク、古紙などの有機物が原料となっています。代表的なのは「セルロースファイバー」や「インシュレーションボード」などです。


自然素材のため環境への負荷が少なく、安全性の高さはもちろん、保温性や調湿性に優れているのが大きな特徴です。ただし、費用が高めになる傾向があるため注意しましょう。



・発泡プラスチック系断熱材


発泡プラスチック系断熱材とは、プラスチックに発泡ガスが封入された気泡を閉じ込めた素材です。小さな気泡が無数にあることで、熱が伝わりにくくなっている仕組みです。代表的なものには「ポリスチレンフォーム」「硬質ウレタンフォーム」「フェノールフォーム」などがあります。


軽量なため加工性や施工性に優れており、形や厚さも自由に選ぶことが可能です。ただし、高温や火には弱いというデメリットもあるため注意しましょう。




■結局飲食店におすすめの断熱材って?


断熱材は、使用する場所や用途に応じて選ぶことが大切です。飲食店の場合、例えば厨房の場合は高温多湿な環境で、水や油が飛散することもあるため、耐熱性や耐水性、耐久性に優れた断熱材を選ぶとよいでしょう。


具体的には、壁であれば「ロックウール」や「フェノールフォーム」、「グラスウール」、「硬質ウレタンフォーム」などがおすすめです。天井の場合は熱がこもりやすいため、熱反射効果の高い「アルミ蒸着シート」などが適しているでしょう。


また、床には水や油に強いのはもちろん、強度の高い「硬質ウレタンフォーム」や「フェノールフォーム」などがおすすめです。ほかにも、飲食店では食品を扱うため、衛生面に配慮して清潔に保てる素材を選ぶことも大切です。




■断熱材選びで注意すべきポイント!



ここでは断熱材を選ぶ際に注意すべきポイントを2つご紹介します。



・避けた方がいい材質に気をつける


飲食店は調理の際に火を扱うため、万が一火災が発生した際のことを考えて、可燃性が高いポリエステルフォームやウレタンフォームなどを避けたほうがよいでしょう。また、厨房はとくに水蒸気や湿気が多いため、グラスウールなど湿気に弱いものも向きません。


古い建物の場合は、アスベストが使われている可能性があるため、残っている場合は健康被害を引き起こすため除去したほうがよいでしょう。除去する際はアスベストの粉塵を吸い込むことのないよう適切な対策をしたうえで保護具を着用する必要があるので、必ず専門業者に依頼してください。



・予算に合わせて選ぶ


断熱材はそれぞれの種類の特徴を理解して、場所に適したものを選ぶことが大切です。また、断熱材の性質やメリット・デメリットを考慮するのはもちろん、予算に合ったものを選ぶことも大切なポイントです。どのくらい費用をかけられるかを確認し、予算に合わせて最適な断熱材を選びましょう。


タカネザワナイソウ工業は、千葉県流山市を拠点に、店舗やオフィスの内装工事を企画から物件査定、市場調査、施工までトータルサポートしています。


弊社の強みは、「ヒアリング力」「提案力」「トータルサポートができる」という点です。ご依頼の際、最低限の情報をいただければ、こちらでお客様の要望を汲み取り、最適なプランを提案いたします。


「こんな感じのイメージで」と大まかなイメージだけでも伝えていただければ、お客様のイメージに合わせた案を出すことも可能です。ヒアリングのなかでお客様のこだわりをしっかりと汲み取って、カタチにさせていただきます。


弊社では、お客様とコミュニケーションをとりながら創り上げたい、お互いが納得できるwin-winの関係になりたいという想いを大切にしています。店舗やオフィスのスタイルをお客様と共に考えていきますので、集客力を高めていくための導線づくりなども相談可能です。


過去には映画「シャイニング」をモチーフにして欲しいというご依頼に対して施工した事例もございます。お客様の大まかなイメージと最低限の情報をもとに、しっかりとヒアリングを行い、お客様と共に創り上げていきました。


施工事例:https://www.tnk-inc.com/blog/construction/150665


弊社はコンサルティングから施工まで、トータルサポートをしているのが大きな特徴です。「時間や費用をかけて、じっくりといいものを創り上げたい」というお客様にしっかりと向き合い、最適なご提案をさせていただきます。


断熱材の施工をお考えの方は、ぜひタカネザワナイソウ工業へご相談ください。ほかにも内装工事などについてお悩みの方も、ぜひお気軽にお問い合わせください。