店舗の売上をアップさせるには、何よりもまずお客様に入店していただく必要があります。しかし、いい商品をそろえ内装にもこだわっているのに、なかなか客足が伸びずお困りのオーナー様も多いのではないでしょうか。それはもしかすると、お店が入りにくいためなのかもしれません。ここでは、入りやすいお店作りのポイントをご紹介します。
【目次】
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・入りにくいお店の特徴とは?
・集客力がUPするお店作りのポイント
・コンセプトに合った店舗の雰囲気づくりを忘れずに
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■入りにくいお店の特徴とは?
大前提として、偶然通りがかってお店に入る方は一定数います。このような通行者に入店してもらうためには、「フラッと入りやすい」お店を作ることが重要です。逆にいうと、集客がうまくいかない時は、通行者が「入りにくい」と感じて入店を避けていると考えなければなりません。では、どのようなお店だと通行者は「入りにくい」と感じるのでしょうか?
まず挙げられるのは、「清潔感のないお店」です。いかにも汚そうなお店は生理的に避けてしまう方が多く、特に最近は新型コロナウイルスの問題があるため、「消毒をしていないのではないか」と思われかねません。もちろん汚くても人気のお店はありますが、あくまでも特殊な例だと考えるべきです。
また、扱っている商品や価格帯、店内の様子などがわかりにくいお店も、通行者が入店を避ける傾向にあります。初見の方は、そこがどのようなお店なのかをある程度把握し、安心してから入店することが多いからです。特に、実態以上に高級そうだったり、常連客ばかりに見えたりするお店は、なかなか入店してもらえません。
そして、ある意味最も問題なのが「見つけにくいお店」です。これは入りやすいかどうか以前の話で、通行者に発見してもらえないため、入店につながりません。きちんと看板を出していても、周辺に同じようなお店が多くて埋没してしまっているケースもあるでしょう。これらの条件が重なれば重なるほど、お店の集客力は低下してしまいます。
■集客力がUPするお店作りのポイント
お店の集客力を高めるためには、前項でご紹介した問題点を解決し、通りがかりの方でも入りやすいお店を作る必要があります。そこで、お店作りの際には以下の3つのポイントを押さえておきましょう。
・清潔感を出す
清潔なお店を作る上で最も大切なのは、もちろん掃除を欠かさないことです。入口付近にゴミが落ちているだけでも、お店の印象は非常に悪くなります。開店前や閉店後、さらにはお客様の少ない時間帯なども利用して、こまめに掃除を行いましょう。劣化した内外装の修繕や、余計な物を置かず整理整頓に努めることも重要です。
・情報開示をする
看板などを使ってお店の商品・サービスや価格対応を掲示すると、どのようなお店なのかが一目でわかるため、とても入りやすいお店になります。この際、すべての商品・サービスや価格を掲示する必要はありません。代表的なメニューなどを紹介しておけば、それ以外の商品の内容や価格帯も想像できるからです。
また、看板による情報開示はお店の存在を知らせる効果もあります。立地や入り口の広さの関係でお店が目立たない時は、誘導看板も使うなどしてより積極的に情報開示をしましょう。さらに、大きめの窓を作るなどして外から店内が見えるようにすると、事前に内部の様子が確認できるので安心感が高まります。
・親近感を持たせる
通行者が親近感を持てるようなお店を作ると、入店のハードルを大きく下げることができます。お店のドア・外壁・照明などを、温かみや明るさを感じられるデザインにするのが代表的な手法です。
また、「お一人様大歓迎」「ドリンクのみのご利用もどうぞ」など、気軽な利用を促すアピールも効果があります。さらに、入り口近くにスタッフを配置する必要がある時は、明るく落ち着いた接客のできる人を選ぶといいでしょう。
■コンセプトに合った店舗の雰囲気づくりを忘れずに
入りやすいお店作りにおいては、もう1つ忘れてはならないポイントがあります。それは、コンセプトに合った雰囲気のお店にするということです。
入店前に外から見た時の雰囲気と、実際に入った後の雰囲気にズレが生じていると、お客様はリピーターになってくれません。たとえば、外装は高級志向に見えたのに内装が安っぽかった、カジュアルな雰囲気に惹かれたのに店員の対応が堅苦しい……などという経験をすれば、そのお客様はまた来たいとは思わないはずです。
そこでまずは、メインのターゲットとしたいお客様の目的・年齢・性別・ライフスタイルなどを設定し、お店のコンセプトをはっきりさせましょう。その上で、お店のコンセプトに合ったレイアウト・看板・ロゴなどを作り、商品・BGM・接客態度なども工夫すると、初見のお客様に「イメージ通りのお店だ!」と思ってもらうことができます。
入りやすいお店にすることは確かに重要ですが、それだけでは本当に効果的な集客とはいえません。大切なのは、フラッと入店した初見のお客様をリピーターに変えることです。長期的な目線で店舗のあり方を考え、末永く愛されるお店を作り上げましょう。
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