ネイルサロン開業に必要な準備とは?開業の手順やポイントを紹介

爪を美しく整えるネイルサロンは、開業の際に特別な資格や届出を必要とせず、参入のハードルが低いことが魅力の仕事です。とはいえ、経営がうまくいかず、短期間でお店を閉めてしまうケースも少なくありません。人気のお店を作るためには、計画的に開業することが大切です。ここでは、ネイルサロンの開業に必要な準備やポイントをご紹介します。



【目次】

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・ネイルサロンの開業に向けて準備すべきこと

・ネイルサロンの開業スケジュール

・必要経費を確認後、資金調達を!

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■ネイルサロンの開業に向けて準備すべきこと



まずは、ネイルサロンの開業に必要な準備を確認しておきましょう。主な準備としては以下の4つが挙げられます。



1.コンセプトやターゲットの設定


まずはコンセプトやターゲットを設定し、事業計画書を作ります。つまり、「誰にどういう価値を提供するのか?」ということを考えます。


実はネイルサロンは、提供できるサービスの幅が狭く、コンセプトやターゲットによる差別化が難しい業種です。加えて、生活に必要不可欠ではなく嗜好性が高いサービスなので、顧客は金銭的余裕がある美意識の高い人に絞られます。


つまり、重要になるのは施術のスピードや技術力、そして店舗のデザインです。これらの点を意識して、コンセプトやターゲットを決めましょう。コンセプトやターゲットが明確になれば、内装デザインやサービス内容、広告などの方向性も決めやすくなります。



2.物件探し


店舗として使う物件を探します。広さや間取り、家賃などはもちろんですが、重要なのはやはり出店エリアです。都市部であれば駅近の物件が集客しやすいでしょう。一方、郊外や地方の場合は、多少駅から遠くても駐車場を確保できる物件が適しています。加えて、ターゲットに設定した層が多いエリアを選ぶことも大切です。



3.設備・機材の用意


ネイルサロンに必要な設備や機材を用意します。主に必要なものはネイルテーブル、ネイルチェア、ネイルチップディスプレイ、照明器具、待合室用の家具、什器類、消毒器(ステリライザー)、飛沫防止のアクリル板、空気清浄機、ウォーターサーバー、レジなどです。


中でも特に重要なのは、ネイルテーブルやチェアです。施術中は、お客様もネイリストも長時間座った状態になるため、長く座っていても疲れないようなテーブル・チェアを選びましょう。また、ネイルの施術に使う薬剤にはプラスチック素材を溶かしてしまうものがあるため、薬剤をこぼしても変質しないものを選ぶ必要があります。



4.資金調達


開業および当面の経営に必要な資金を調達します。詳しい方法は後述します。




■ネイルサロンの開業スケジュール



ネイルサロンはすぐに開業できるわけでなく、準備にある程度の時間がかかります。何にどのくらいの時間をかけて準備すればいいのか、わからないことも多いはずです。適切に準備を整えて開業できるよう、基本的なスケジュールを確認しておきましょう。



・半年前:物件探し


物件探しは最低でも半年前から始めます。理想的な物件を見つけるためには、それくらい時間がかかるものなのです。賃料や立地、雰囲気、間取り、広さ、周辺住民の層など、多角的に見て検討しましょう。ここで安易に妥協すると、後々問題が起きる可能性があるため、じっくり時間をかけて選ぶことが大切です。



・1~3ヶ月前:内装工事や電話・インターネット環境の準備


物件を決めたら施工業者を選び、内装工事を行います。複数の業者から見積もりをとって検討し、ネイルサロンもしくは近いお店の施工経験が豊富な業者を選びましょう。また、工事中に問題が発生する可能性もありますから、スケジュールには余裕を持たせておくのがおすすめです。



・3週間前:広告宣伝活動


開業まで1ヶ月を切ったあたりから、広告宣伝活動を開始します。SNSを利用した広報活動やチラシのポスティングなどを行い、開場後すぐにお客様に来てもらえるようにしましょう。あわせて、ネット予約サイトへの登録も行ってください。



・2週間前:インテリアの設置とシミュレーション


開業2週間前にはインテリアを設置します。また、知り合いにお客様の役をしてもらうなどして、接客や施術のシミュレーションを行います。来店~退店までの流れを確認し、動線に問題はないか、お客様目線で気になる点はないかといったことをチェックしましょう。問題点があれば、開業までに改善してください。




■必要経費を確認後、資金調達を!



ネイルサロンを開業する際、多くの方が悩むと思われるのが資金調達です。自己資金のみで開業できるのが理想ですが、それだけでは足りない場合も多々あるでしょう。


そこで、必要経費を確認した上で、融資や助成金を活用して資金を集めます。まずは、政府系金融機関である「日本政策金融公庫」から融資を受けるのが一般的です。民間の金融機関よりも融資のハードルが低く、小規模な店舗の開業でも活用できます。


また、助成金の活用もおすすめです。助成金は返済義務がなく、条件を満たしていれば誰でも申請できます。自治体が独自に設けている助成金もあるので、事前に調べておくのがおすすめです。実際に千葉県流山市では、「流山市空き店舗有効活用事業補助金制度」がありますのす。

※助成金の申請条件などは詳細ページよりご確認下さい。

https://www.city.nagareyama.chiba.jp/business/1006712/1031759.html


とはいえ、「自分はどの助成金を活用できるの?」「準備すべきことが多すぎてよくわからない」と困ってしまうこともあると思われます。スムーズに開業するためにも、出店の計画段階からサポートしてくれる施工業者に相談するといいでしょう。



タカネザワナイソウ工業は千葉県流山市を拠点に、内装工事全般を手掛けております。商圏分析や売上予測、店舗デザイン・設計、コンサルティングなど、店舗出店の計画段階から広範囲なサポートが可能です。


豊富な実績に基づき、お客様が店舗づくりにかける思いも反映させ、常にお客様第一で満足度の高い施工をご提供いたします。店舗開業時の工事をはじめ、店舗・オフィスの設計や内装デザインに関するお困りごとがございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。




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