サステナブルデザインで差別化を図る!環境に配慮した店舗設計のポイント

SDGsが注目される昨今では、SDGsに積極的な企業も増加しています。もちろん飲食店も例外ではなく、環境への配慮に力を入れるお店が多く見られるようになりました。その一環としてぜひご検討いただきたいのが、環境に配慮した店舗設計である「サステナブルデザイン」です。ここでは、飲食店のサステナブルデザインのポイントをご紹介します。


【目次】

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・サステナブルデザインとは?

・サステナブルデザインの事例

・まずはちょっとしたところから!サステナブルな内装で差別化を図りましょう

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■サステナブルデザインとは?

飲食店でのSDGsへの取り組みとしてよく挙げられるのは、「食品ロスの削減」「プラスチックごみの削減」「無駄な梱包の削減」「食器・食品容器のリユース化」などです。しかし実は、内装もSDGsに配慮した「サステナブルデザイン」にできることをご存じでしょうか。


サステナブル(Sutainable)とは「持続可能な」という意味です。したがってサステナブルデザインとは、「持続可能なデザイン」を表します。大きく分けると、「自然素材や伝統的な技術を使って自然との共生を目指すデザイン」と、「無駄の削減や環境に優しい技術の活用によって地球への負担を減らすデザイン」の2つが考えられます。要するに「エコなデザイン」です。


たとえば、木材は国産材を積極的に使用すると、長距離の国際輸送に比べて燃料や梱包材を削減できます。タイルやカーペット、カーテンなどにリサイクル商品を使用するのもいいでしょう。なるべく自然光を取り入れた照明計画を立て、省エネ化を図るのもおすすめです。


もちろん、ただエコなだけでなく、長期間愛着をもって利用できるようなデザインにすることも大切です。「いつまでも大事に使っていきたい」と思える空間にすることが、本当の意味での「持続可能性」につながります。



■サステナブルデザインの事例

サステナブルデザインは、さまざまな企業・店舗が導入しています。参考として、いくつか具体的な事例を見ていきましょう。


たとえば某大手コーヒー店では、目黒に環境配慮型の店舗をオープンしました。この店舗では、使用済みコーヒー豆かすを利用したリサイクルボードや、森林認証を取得した国産材を内装やテーブルに使用。環境に優しく自然との共生を目指す空間を構築しました。キッズスペースの設置や車いすでも利用しやすい動線づくりなど、多様な客層を受け入れ可能な店内設計にも力を入れています。


また、長野県安曇野にある宿泊施設では、アカマツ・スギ・ヒノキといった地元産の無垢材を贅沢に使用。木材以外も自然素材にこだわり、化学物質を含まない塗料や漆喰を使い、お湯はオーストリア製の木質チップボイラーで沸かしています。こういった取り組みが評価され、環境に配慮した宿を認定する「BIO HOTELS JAPAN」認証を日本で初めて取得しました。


他にも、いろいろな店舗が独自の工夫に取り組んでいます。皆さんのお店でも、できることがきっとあるはずです。



■まずはちょっとしたところから!サステナブルな内装で差別化を図りましょう

サステナブルデザインは、かなりの予算が必要なケースも少なくありません。環境に配慮した建材や設計は高価であることも多く、こだわり抜けばどうしてもコストがかかってしまうからです。そのため、実際の内装づくりでは、自社の予算にあったところから取り組む必要があります。


たとえば、電力消費の少ない照明設備を選んだり、レトロな家具を取り入れて雰囲気づくりと廃棄物削減を両立したりと、身近なところから始めるのがいいでしょう。既存の店舗であれば、余裕がある時に少しずつリフォームを進めるのがおすすめです。


そして、サステナブルな店舗づくりに取り組む姿勢をアピールすれば、他店との差別化を図ることができ、長期的な収益拡大につながります。サステナブルデザインのための投資を回収することも可能でしょう。地球に優しく経営面のメリットもあるサステナブルデザインに、積極的に取り組んでみてください。



タカネザワナイソウ工業は千葉県流山市を拠点に、内装工事全般を手掛けております。商圏分析や売上予測、店舗デザイン・設計、コンサルティングなど、店舗出店の計画段階から広範囲なサポートが可能です。豊富な実績に基づき、常にお客様第一で満足度の高い施工をご提供いたします。関東エリアでの店舗開業でお困りごとがございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。


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