現在、コロナ禍により多くの店舗や企業が苦境に立たされています。特に飲食店は厳しく、数多くの店舗が閉業・撤退に追い込まれました。この状況は当分の間続くでしょう。
一方、空き店舗・空きテナントが増加したことで、「あの好立地が空いたのなら出店したい」という新たなニーズも生まれています。コロナ禍だからといって出店をあきらめる必要はなく、むしろ攻めるチャンスだともいえるのです。そこで今回は、出店に向けての資金調達・事業計画書作成のポイントをご紹介します。
【目次】
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■コロナ禍の今、効率の良い手段で資金調達を!
■店舗開業における事業計画書の書き方のポイント
■店舗を開業するならプロのサポートを!
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■コロナ禍の今、効率の良い手段で資金調達を!
店舗開業時に苦労した点について、「資金繰り・資金調達」を挙げる方は非常に多くいらっしゃいます。特にコロナ禍の現状では、従来以上にしっかりと資金繰りをしなければならないでしょう。飲食店の場合、不動産の取得や内装工事にかかる費用に加え、一般的には6ヶ月分の運転資金を現金で持っておくべきだとされています。それだけのお金をどうやって調達すればいいのでしょうか。
資金調達には、大きく分けて4つの方法があります。自己資金、親族・知人の援助、金融機関からの借り入れ、そして助成金です。開業資金に占める自己資金の割合は、平均で3割程度とされています。残りは他の手段で賄うわけですが、親族や知人の協力が得られるとは限りません。最も有力な融資も、いずれ返済しなければならないという問題があります。
そこで、積極的に活用していただきたいのが助成金・補助金です。現在、コロナ禍で苦しむ店舗を支援するものを中心に、さまざまな制度が用意されています。代表的なものは、事業再構築補助金や持続化補助金、IT導入補助金、ものづくり補助金などです。
また、時短営業や休業をせざるをえなくなった時は、雇用調整助成金や感染拡大防止協力金が利用できます。返済が必要な融資でも、生活衛生新型コロナウイルス感染症特別貸付や新型コロナ対策資本性劣後ローンといった実質無利子のものが用意されており、納税猶予・納付期限の延長も受けられます。
これらを最大限に活用すれば、コロナ禍での資金調達の大きな助けとなるでしょう。出店後に黒字化が達成できるまでは時間がかかりますから、できる限り効率のいい手段で資金調達を行うのが理想です。
■店舗開業における事業計画書の書き方のポイント
自己資金を用意し、助成金・補助金を活用しても足りない分は、銀行や信用金庫などの金融機関から融資や出資を受けることで資金調達を行います。しかし、ただお願いするだけではお金を借りることはできません。金融機関はお金が返ってくるかどうか(あるいは出資に見合う相手かどうか)を重視しており、まずはその辺りの信頼を得る必要があります。
そこで作成する必要があるのが「事業計画書」です。事業計画書とは、開業の経緯や経営プラン、必要な資金の内訳などを書面にしたものをいいます。これを金融機関に提出することで、「この人(会社)にはお金を貸しても戻ってくるだろう」と思ってもらえれば、融資を受けられるというわけです。
もちろん、金融機関から大金を借りる以上、しっかりした計画書を作成しなければなりません。テンプレートをネット上で公開している金融機関もありますが、一般的には以下のような項目を盛り込みます。
・自分(創業者)のプロフィール
・創業の動機
・事業の概要
・セールスポイント
・周辺の競合や市場の状況
・販売戦略
・取引関係(仕入先、販売先)
・必要な資金と内訳、調達状況
・売上予測
・事業の見通し
どれも重要な項目ですが、特に力を入れていただきたいのは「セールスポイント」です。これはお店が繁盛して利益が出せるという根拠になる部分ですから、しっかりとアピールしなければなりません。商品だけでなく、立地や店内の雰囲気、時にはスタッフの人柄などもセールスポイントになりえます。この辺りを綿密に自己分析しましょう。
そして、各項目を作成する際のポイントは、「簡潔でわかりやすいこと」「実現性のある数字であること」「詳細な計画であること」の3つです。長くて難しい説明文では考えが伝わりにくく、理想論だけで実現性に乏しい数字やいい加減な計画は、金融機関の信頼を損ねてしまいます。
表現を変えるなら、「読みやすく、嘘がなく、何を聞かれても明確に答えられる計画書」が理想です。難しく感じるかもしれませんが、融資を受けるということは相手にリスクを負わせるということですから、ごまかそうとしてはいけません。自信を持って審査に臨めるよう、事業計画書を作り込みましょう。
■店舗を開業するならプロのサポートを!
タカネザワナイソウ工業では、商圏分析や売上予測、店舗デザイン・設計、コンサルティングなど、出店に関する広範囲なサポートが可能です。千葉県流山市を中心とした、関東エリアでの店舗開業でお困りごとがございましたら、まずはタカネザワナイソウ工業までお気軽にご相談ください。
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