内壁材の種類はなにがある?ボード材の特徴や選び方のポイントを紹介  

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皆さん、こんにちは。千葉県流山市を中心に店舗やオフィスの内装工事をトータルサポートしている株式会社タカネザワナイソウ工業です。


店舗やオフィスの内装は、お客様の印象を左右する大切な要素です。とはいえ、内壁材にはさまざまな種類があり、特徴も異なるため、どのように選んだらいいのか迷うという方は多いのではないでしょうか。


そこで今回は、内装工事をご検討中の方に向けて、内壁材の種類やボード材を選ぶコツまで詳しくご紹介します。




■内壁材とは?



内壁材とは、一般住宅やオフィスなどの建物の内壁を構成する材料のことです。内壁には、部屋を区切る間仕切り壁としての役割もあります。


内壁の構造は、大きく分けて下地材と仕上げ材です。内壁を構成する下地材は壁を造るのに対し、仕上げ材は仕上げや装飾を行うものです。それぞれ詳しく見ていきましょう。

まず下地材は天井や壁、床などの強度、耐水性、耐火性、防音性などの機能性を向上させる目的があります。下地材は、仕上げ材の仕上がりにも影響を与えます。


仕上げ材は、フローリング、壁紙、塗り壁、フローリングなどを覆う材料のことです。下地材の上に施工し、機能性やデザイン性を向上させる目的があります。

近年では、優れた耐水性の素材、汚れやキズに強い素材、消臭機能がついた素材など機能性が高いものが多いでしょう。


仕上げ材は、店舗の印象を左右するとして重要視される内装の一つです。汚れやキズがあると、お客様にマイナスな印象を与えてしまいます。内装は清潔に保つだけではなく、定期的なメンテナンスを行うことが大切です。


なお、建物の外側を構成する外壁材は、雨や風、紫外線などから守るために強い素材が選ばれますが、空間のアクセントとして外壁材の素材を内壁材として使用するケースもあります。




■内装ボード材(下地材)の種類



内装ボード材(下地材)には、主に石膏ボードとケイカル板の2種類あります。

石膏ボードとケイカル版の特徴についてご紹介します。



・石膏ボード

石膏ボードは、石膏を主成分とした素材を紙で包んだ内装ボード材です。天井や壁などに施工されます。日本の一般住宅は、下地に石膏ボードが使用されていることが多いでしょう。


石膏ボードは価格が安いだけではなく、優れた耐火性、耐熱性を持ちます。火災発生時には石膏ボードに含まれる結晶水が過熱されることで、水蒸気として放出され、温度の上昇を抑えることができるのです。こうした性質から防火材料として選ばれています。


また、遮音性も高いでしょう。石膏ボードは音を通しにくい性質を持ちます。複数枚重ね張り、吸音性の併用など遮音性を更に高めることができます。店舗やホテル、病院などでも採用される素材です。


他にも軽量でありながら、切断やくぎ打ち、接着工法など施工性にも優れています。切断に関しては、文房具用のカッターでも簡単に切れます。


このように石膏ボードにはさまざまなメリットがある一方で、耐水性が低いという一面もあります。キッチンやトイレ、脱衣室など高湿度の場所は不向きです。水や湿気が多い場所では、防水性、耐水性に優れたタイプの石膏ボードを選びましょう。



・ケイカル板

ケイカル板は、ケイ酸質原料や石灰質原料、パルプなどが主原料の内装ボード板です。正式名称はケイ酸カルシウム板で、国土交通大臣認定の不燃材料です。内壁だけではなく、外壁にも採用されます。


ケイカル板は、耐火性や断熱性、遮音性、加工性に優れています。石膏ボードと違い、耐水性も高いのでキッチンやトイレ、洗面所、脱衣所などの水回りにも使用可能です。優れた耐火性、耐水性、腐食しにくいという特徴から、軒天にも多く使用されます。

ケイカル板の厚さはさまざまありますが、薄いものは割れやすいので取り扱いには十分注意が必要です。




■内壁材の選び方



今度は、内壁材の選び方について見ていきましょう。心地よい快適空間にするためにも慎重に選ぶことが大切です。



・用途や場所に合わせる

内壁材は用途や場所に合わせて選びましょう。内壁材には耐水性、耐火性、消臭性、抗菌、汚れに強いなど、さまざまな機能性を持つものがあります。

たとえば、キッチンや洗面所、脱衣所など高湿度になりやすい場所には、水性や防水性が高い素材、玄関やトイレには消臭機能がある素材、ペットがいるご家庭にはキズや汚れに強い素材などを選ぶといいでしょう。

室内のアクセントとして外壁材を取り入れるという選択肢もあります。

このように機能性、安全性、目で見る楽しさなど、内壁材の特徴に注目しながら選ぶと、理想の空間を造ることができます。



・テイストに合わせて選ぶ

内壁材を選ぶ際は、どのような雰囲気のお部屋にしたいのか、テイストを決めましょう。

たとえば、木の温かさを感じられるナチュラルテイスト、クールでスタイリッシュな印象があるモダンテイスト、飽きがこないシンプルなデザイン、重厚感や高級感があるデザインなどさまざまあります。


店舗の場合、内装によってお客様に与える印象が変わるので、どのようなテイストにするのかを決めることが大切です。イメージしている空間に合わせて内壁材を選びましょう。


また、内装を選ぶ際は壁だけに注目するのではなく、天井や床、扉との調和にも気を付けたいところです。一般的に床、壁、天井の順に色味を明るくしていくとバランスがとれると言われています。まとまりがある空間を演出するために、全体のイメージを考えるようにしましょう。



・下地材と仕上げ材の相性

下地材と仕上げ材との相性を考えることも大切なポイントです。仕上げ材にタイルを採用する場合、タイル厚が15mm以下であれば9.5mm以上の厚さがある石膏ボード、もしくは6mm以上の厚さがあるケイカル板が適しています。タイル厚が15mm以上であれば、6mm以上の厚さがあるケイカル板を選ぶといいでしょう。タイルは重量があるので、相性がいい下地を選ばなければなりません。

このように仕上げ材を選ぶ際は、見た目だけではなく、下地材にも注目する必要があります。




■流山市周辺で店舗の内装工事ならタカネザワナイソウ工業にお任せください



タカネザワナイソウ工業は千葉県流山市を拠点に、内装工事全般を手掛けている会社です。


ヒアリング力、提案力には定評があります。「こんな感じのイメージ」という大まかなイメージでも構いません。言葉で表現することが難しいイメージも、しっかりとヒアリングを行うことで、お客様の想いを汲み取り、理想空間を実現させるための最適なご提案をさせていただきます。


タカネザワナイソウ工業では、コンサルから施工までトータルサポートするため、意識疎通がスムーズです。内装デザイン、集客力を高めていくための導線づくりなど、お店のスタイルについて、お客様と共に考えていきたいと考えています。「いいものを作りたい」「理想の空間を手に入れたい」というお客様から選ばれています。


過去には、映画「シャイニング」をモチーフにした内装工事の依頼を承りました。お客様の大まかなイメージと最低限の情報しかありませんでしたが、細やかなヒアリングをすることで、満足いただける空間を造りあげることができました。


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タカネザワナイソウ工業様では、お客様とコミュニケーションをとりながら、お互いが納得できる空間づくりを目指しています。店舗やサロン、オフィスなどの内装工事をご検討の方は、お気軽にお問合せください。



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