バリアフリーを考えた店づくりで集客アップを


現在、日本では高齢化社会が年々拡大しています。


内閣府発行の平成30年版高齢社会白書によると、平成29年の高齢者率は27.7%。国民の4人に1人が65歳以上なのです。今後、日本の人口は減少することが予想されていますが、高齢者の数はどんどん上昇していく傾向にあるとされています。


そこで店舗設計を考えたときに、意識すべきなのが「バリアフリー」。昨今よく耳にするようになった言葉でしょう。老若男女問わず、誰でも安心してくつろげるようなスぺースを設けることで、より高い集客率を見込めるのです。



【目次】

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■バリアフリーの普及

■飲食店でのバリアフリー対応をするメリット

■バリアフリーリフォームも可能

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■バリアフリーの普及



駅の構内や市庁舎などの公共機関はもちろん、飲食店や美容室、雑貨店など、あらゆる店舗がバリアフリーを意識した店舗設計をしています。他店との差別化ができるのが魅力。障がい者や高齢者が気軽に訪れられるような設計は今や経営に必要な思考と言っても過言ではありません。


段差の解消やスロープの設置、手すりの設置、車いすが通れるような動線の広さなどを意識することでより広い顧客層から愛されるような空間ができあがります。



■飲食店でのバリアフリー対応をするメリット



たとえば飲食店の場合、どのような工夫をすればいいのでしょうか。

各設備ごとにご紹介しましょう。



1.通路

通路の段差をなくしましょう。高齢者や障がい者にとっては少しの段差が大きな障壁になります。またスロープを付随してあげることでよりスムーズに移動できるうえ、転倒の防止にもなるでしょう。さらに細かいところだと、スロープと床の色を分けてあげると視覚的に動線が分かるので、移動しやすくなります。



2.イスやテーブルなどの什器

たとえば車イスの方がいらしたときに、テーブルやイスが床に固定されていると、使いづらいでしょう。動かせるようにフレキシブルな什器の設置をするとあらゆる方にとって、使いやすい空間ができます。



3.メニュー表などのオーダー時に

聴覚障がい者や盲目の方にも気を配ってメニュー表を作りましょう。声に出せないので筆談できるような仕組みを整えたり、指差しで伝わるような写真付きのメニュー表を用意したり、呼び出しボタンを設置したりすることで、誰もが使いやすい設備環境が実現されます。



4.トイレ

車いすの方でもゆったりと使えるような広々としたトイレをつくりましょう。またトイレまでの動線をわかりやすく示したり、注文時や受付時などのコミュニケーションをとれるタイミングでトイレの位置を伝えたりすると、相手としてもありがたく感じます。



■バリアフリーリフォームも可能



これから店舗設計をする場合にはイチからバリアフリーを意識して店づくりができます。現在営業中の店舗もリフォームによってバリアフリーな空間を実現できますので、ぜひ導入して、誰もが使いやすい店を実現しましょう。



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