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TNK Blog 建材情報の最近のブログ記事

乾式二重床施工+石膏ボードの重さ

床の工法には、主に下記の施工方法があります。

・直床工法...床スラブに直接フローリングやCF(クッションフロアー)を直張り施工

・二重床工法

①置床...床スラブと床材の間に空間、緩衝材を設けた上にフローリングやCFを施工

②浮床...床スラブの上にグラスウールやロックウールなどの断熱材(緩衝材)を入れ、

      その上にモルタルなどを打ち、モルタルの上にフローリングやCFを施工

 

今回は、二重床工法のひとつである置床工法で床を施工しております。DSC013401.jpg

防振ゴムのついている支持脚の上にパーティクルボードを固定し、

この後、パーティクルボードの上に床の捨張材となる合板ベニヤを張っていきます。

 

パーティクルボードとは、木材や植物繊維質の小片と、

合成樹脂接着剤とを混合し、 熱圧成形した木質のボードです。

小片(particle)でできたボードなので、パーティクルボード、 私たちは「パーチ」と呼びます。

 

置床に使用しているパーチは20mm厚の2x6版(600x1820)です。

とても重いんです。1枚約16kg。

 

  ちなみに、界壁などに使用する21mm厚の強化石膏ボードの重さは 約18kg。

(もちろん2x6です)

パーチよりも重いんです。

その21mmの強化石膏ボードよりも重いのが、写真の物件の壁に使用している、

15mmの強化石膏ボード 3x6版(910x1820)。

1枚、約19kgなんです。

この物件は、なんと天井にもこの15mmの強化石膏ボードを使用しています。

一般的に天井に使用される石膏ボードの重さは、

9.5mm厚が約10kg、12.5mm厚が約13kg。

9.5mmに比べると、倍近い重さのボードを天井に貼る訳です。つらい訳です。

数字で重さを表してみると、職人スタッフさんの苦労をしみじみと感じます。

 

プラスチック製モクレンガ②

前回、ウレタンフォーム吹付け部分に

「下地」として使用するプラスチック製モクレンガについて書きましたが、

 

プラスチック製モクレンガを取りつけた部分は、断熱材であるウレタンフォームが吹付けられません。

 

このプラスチック製モクレンガには、断熱効果が備わっています。 プラレン1.JPG

そのため、ウレタンフォームを吹付けることができなくても、

断熱効果が期待できます。

 

ところで、このプラスチック製モクレンガのことを、

私たちは「プラレン」と呼びます。

略した形になっていますが、「プラレン」は商品名であり、

商品名は当然メーカーにより異なります。

写真のプラスチック製モクレンガはフクビ化学工業の「エフレンガ」です。

 

取付には専用接着剤を使用します。

 

プラレン.JPG今回使用している接着剤はセメダインの「SG-1」という 接着剤です。

重力に負けることなく、しっかり取り付けることが可能です。

 

プラスチック製モクレンガは、

断熱効果があり、湿気にも強く腐食の心配もない優れものです。

 


プラスチック製モクレンガ

鉄筋コンクリート(RC)造のマンションの外周部の壁には、

ウレタンフォーム断熱材が多く採用されています。 GL施工前.JPG

 

ウレタンフォームは、見た目は小さな泡の集まりです。

その気泡の中に熱伝導率が小さいガスを封じ込め、

断熱性能の発揮に、グラスウールなど他の断熱材に比べ

厚みを要しません。

そして長期にわたり断熱性能を維持します。

 

ウレタンフォームを吹付けた後は、

そのウレタンフォームを剥がすと断熱性能が損なわれるため、

壁や天井の施工、エアコン取付時などに必要とする「下地」を

ウレタンフォーム吹付け前に仕込みます。

 

その「下地」として使用するのが「プラスチック製モクレンガ」です。 先行コマ.JPG

下地が必要な場所に、ウレタンフォーム吹付け前に、

プラスチック製モクレンガをつけていきます。

 

窓の額縁(枠)も、ウレタンの圧力でのおされや、そりを防ぐ為に、

プラスチック製モクレンガでしっかり固定します。

 

ウレタンフォームの厚みよりも

プラスチック製モクレンガの方が厚みがあるので、

ウレタン後.JPGウレタンフォーム吹付け後、

ウレタン面へのビス固定が可能になります。

 


星柄ステラート

学校やテナント等の天井には、化粧石膏ボードのジプトーンが、

じぷとーん.JPG
広く用いられています。

吉野石膏の天井用化粧石膏ボードには、ジプトーンのほかに、

マーブルトーン、ステラートという種類があります。

(右の写真がジプトーンです。)



柄によって呼称が違うのですが、

ジプトーンはトラバーチン模様、

マーブルトーンは天然大理石のトラバーチン模様、

ステラートは星柄模様が施されています。
ステラート.JPGのサムネール画像

星柄のステラートは幼稚園で目にすることが多いのですが、

施工は今回が初めてでございます。

(写真は大学の仮設校舎内のステラートです)


星柄のひとつひとつが小さな星なので、

写真のように遠くから見ると星柄に気づきにくいですが、


ステラート②.JPG











アップで見ると、星柄になっております。



ジプトーンとはひと味違った、独特の雰囲気があります。

無数に散りばめられた星柄が、シーンに応じた天井づくりに効果的です。


学生寮の天井

今回、施工している学生寮の部屋、廊下の天井には

廊下天井.JPGジプトーンを使用しています。

 

ジプトーンは天井用の化粧石膏ボードで、

事務所やコンビニ等で多く使用されています。

石膏ボードの表面が化粧加工されているため、

クロスや塗装仕上げを要さないので、

施工後に部分的な貼り替えも可能です。

ジプトーン貼り替え例

 

また、年経により色が褪せてしまった場合には、

貼り替え工事以外に、塗装工事も可能です。

ジプトーン塗装例

 

ジプトーンは天井工事の省力化や工期短縮が図れます。

 

改修工事をする場合に、時間や工期の制限がでてしまう学校や学生寮では、

ジプトーンを使用している施設が多いです。


無知の知

建設現場では建設副産物対策で、

石膏ボード、鉄スクラップ、ダンボール、プラスチック類など、

不要発生材の再生利用に取り組んでいます。

 

石膏ボード.jpgその中の石膏ボードのリサイクルについて、

「白のり(ボンド)が付着したものはリサイクル不可

トラボンドが付着したものはリサイクル可」

という通説が内装業では広く伝わっています。

 

トラボンドとは、石膏ボードの主要メーカーである吉野石膏の、

石膏ボード用接着剤です。

(吉野石膏 製品紹介のページへ)

 

先日、吉野石膏の技術本部へリサイクルについて問い合わせたところ、

「トラボンドの成分は炭酸カルシウムであり、

異種建材が混合したものはリサイクルは不可」という返答がありました。

 

これは当社従業員を始め、職人スタッフ、同業者ともに周知させるべき事項です。

 

ただし、同じ吉野石膏の製品であるならば、

成分の把握ができているので、再生利用できない訳ではない。

という補足もいただきました。

 

まずは建設副産物の発生抑制が第一ですが、

回収業者との契約内容を正確に把握し、

適正な再生利用の促進、適正処分に今後も取り組んで参ります。

 


軒天用岩綿吸音板

岩綿吸音板は、断熱効果・吸音性能を兼ね備えた優れた建材です。

岩綿吸音板の特長

商業施設、オフィスビル等の天井に多く使用されていますが、

軒天 岩綿.JPGのサムネール画像エントランスや駅のプラットホーム等

軒天にも使用されています。

 

軒天用の岩綿吸音板には、耐湿性能が加味されています。

そして不燃材です。

 

雨風のあたる軒下、耐湿性が求められる地下街にも

安心して使用できます。

 

ただし、価格の方はやはり高くなります。

屋内用の岩綿吸音板に比べ、

軒天用の岩綿吸音板の価格は4倍以上になります。

 

ほかに軒天で使用されるケイカル板に比べても、4倍以上。

 

高性能ゆえに高価格になってしまいます。


ことの始まりをたどる

LGS.JPG私たちが使用している、鋼製下地材(LGS)は、

材料名のほとんどが「カタカナ」です。

 

鋼製下地材が日本で最初に使用されたのは、

丸の内の総合改造計画であると聞いたことがあります。

 

いつ頃、誰が鋼製下地材を開発したのかについては全く無知です。

現在の鋼製下地材メーカーの設立年月日から予想すると、

八潮建材か関包スチールが開発したのでしょうか。

間違っていたらすみません。

 

さて、材料名がカタカナであっても、

その材料がどんな役割をしているのかを考えれば、

なにも疑問を感じることはないのです。

 

軒天 LGS.JPGのサムネール画像例えば、天井を施工する際に使用するバー材。

まさしく横木のことですね。(バー材は鉄ですが)

バー材を固定するクリップも意味が通じます。

 

しかし、壁の施工で使用する「ランナー」の意味が

どうしてもわかりません。

 

壁を施工する際、ランナーを上下に固定し、

PAP_0110.jpgそのランナーにスタッドを設置していきます。

スタッドは間柱という意味なのですが、

ランナーはどうしてランナーという名称なのでしょう。

 

ランナー(runner)の意味を調べてみたら、

「匍匐茎」という意味が含まれていました。

 

そうか、匍匐茎のようにランナーは床面をはっているかのようだから

ランナーと呼ぶのだろう。

 

と一度は思ったのですが、

更に調べてみると、

「物を移動させるためのレール」

「レールにとりつけられる小さな車(カーテンレール)」

という意味もあることに気づきました。

 

思えばランナーは、スタッドを設置するためのレールのようでもあります。

 

そして結局、ランナーの名前の由来はわからぬままです。

 

単純に床面、天井面を走っているという意味なのかもしれません。

 

どなたかご存知の方がいましたら

この疑問に終止符を打つ手助けをしてくださいませ。

 

 

丸の内総合改造計画から約50年の年月が経ち、

今や鋼製下地材が様々な建築物で広く使用されるようになっています。

 

この50年の間に、新しい工法や新しい材料も次々に開発されています。

 

この先もメーカー様には様々な技術開発を期待するとともに、

私どもはその技術を活かした施工を心がけてまいります。 


グラスウールとロックウール

グラスウールと同じ無機質繊維系の断熱材には、ロックウールという種類があります。

PAP_0022.JPGロックウールは、グラスウールの特長と同様の特長があり、

吸音性能に優れ、火に強く、耐久性にも優れています。

 

グラスウールとロックウールを、断熱性能の視点で比較してみます。

 

断熱性能は熱抵抗値で表記されます。

 

熱抵抗値とは

断熱材の厚さを、断熱材の熱伝導率で割って求めます。

(熱抵抗値=厚さ÷熱伝導率

熱抵抗値が大きい=熱が伝わりにくい 

 

熱伝導率とは

熱伝導率とは、熱の伝わりやすさを表す値です。

単位時間に単位面積を流れる熱量を、温度差で割って求めます。

 

熱は、温度の高い部分から低い部分へ移動をします。

熱伝導率は、この熱移動のおこりやすさを表す値で、

熱伝導率が大きいほど熱移動の熱量が大きい=熱が伝わりやすい、ということになります。

熱伝導率は厚みに関係なく、一定の数値になります。

熱伝導率が小さい=熱が伝わりにくい 

 

住宅用断熱材の熱伝導率比較表

断熱材比較表.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

密度が16k以上のグラスウールであれば、

ロックウールとグラスウールの熱伝導率はわずかな差となっているのがわかります。

高性能グラスウールとは、繊維を細くしたもので、同じ密度で、ワンランク上の密度相当の性能を発揮します。

 

住宅用断熱材 熱抵抗値

熱抵抗値比較.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

熱抵抗値は、厚みによって変わります。

厚みが厚ければ、熱抵抗値も大きくなります。

熱伝導率が大きい(=熱が伝わりやすい)ものも、

厚みを厚くすれば熱抵抗値は大きくなります。(=熱が伝わりにくい)

 

ただし、グラスウールの価格は密度、厚みに比例します。

密度が増せば、価格も高くなります。

厚みが増せば、価格も高くなります。

高性能グラスウールは、グラスウールに比べ価格は高くなります。

 

住宅エコポイント制度により、断熱材不足が大問題となりましたが、

地域の区分と使用する断熱材の熱抵抗値によりエコポイントの対象となるか否かが決まります。

発行されるポイント数と、断熱性能、施工費用、様々な点で検討は必要ですが、

住宅の断熱性能が高まることで、冷暖房のエネルギー消費を抑え、

CO2排出の削減が期待できます。


グラスウールの特長

断熱材には様々な種類があります。(断熱材の種類

その中でもコストパフォーマンスに優れているのがグラスウールです。

 

グラスウール.jpgグラスウールは、吸音性能にも優れています。

壁内部へ施工することで、室内の音漏れを軽減することができます。

 

また、火に強い不燃材です。

断熱材が不燃性か可燃性かにより、万一の火災時の被害も大きく違います。

ISO834に定められている標準火災温度によると、

火災発生からわずか30分で800℃を超える高熱状態となります。

グラスウールは延焼防止の働きをしつつ、

煙や有害なガスを発生しないので、

防火上、避難上ともに火災時に有効な断熱材といえます。

 

GW充填 yoko .jpgそして、耐久性にも優れています。

経年変化の少ないガラスを主原料としているので、

長期に渡り劣化が少なく、高温多湿条件にも強く、

性能を長期間維持することができます。

 

白アリの食害にも強いグラスウールは、

木造住宅では特におすすめです。

長く、快適に暮らす住まいづくりの一助となります。


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